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復活した芸備線に乗りに行こう

令和元年10月23日、ついに1年3ヶ月の沈黙を破り、西日本豪雨災害で運休中だった芸備線が全線開通となりました!

待ちに待った芸備線の復活、さっそく前々からやりたかった「DAHON DovePlus片手に芸備線」を実行してきました。


まずは自宅近くのJR駅である戸坂駅から三次方面へ・・・乗ろうとしたら、狩留家より先に行く列車が1時間以上やってこないことが判明したので、とりあえず狩留家駅まで移動です。せっかく復旧した狩留家~中三田に乗れないのはアレですけど、ここで1時間もロスするのもアレなので仕方ないね! ってか、ダイヤぐらい調べような!



年号が令和になったこのご時世に、未だに昭和の情緒を色濃く残す芸備線。2ドア気動車のキハ47/40は通勤時間帯は混み合うので、その時間帯だけでも最新の電車を走らせて欲しいような気がしないでもないような(まあ、普段はアストラムライン使っているんですけど)。

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っと、狩留家駅到着です。



前回、狩留家駅にやってきた時は広島方面へと引き返しましたが、今回は三次方面へと突き進みますよ!



完全復旧した第一三篠川橋梁。まだ、最後の後始末が残っているようで、工事は続行中でした。お疲れ様です!



橋桁の数は減らした上で頑丈なものに交換されたので、今後また濁流が発生したとしてもおそらく耐えきってくれることでしょう。

白木街道と呼ばれる県道37号広島三次線を進んでいくと、後ろから芸備線が!



14時頃に広島駅を出発して福塩線府中駅へと向かうキハ120。この車両がこの区間を走るのは1日2往復程度だと思われるのでレアな風景といえばそんな感じ。

この県道はほとんどの区間で、左右のどちらかにお情け程度の歩道が整備されているため、速度が出せないミニベロというかDove Plusにも優しい道路ですが、場所によっては三篠川沿いの堤防上に道路が整備されている場所もあるので、そちらを走った方が快適かつ安全に進めます。



三篠川太田川が合流する下深川駅付近から断続的に堤防道路があるんだから、サイクリングコースとして整備しても良い気がするんだけどなぁ。



三篠川の上流まで来ると、未だに復旧していない橋が至る所にあります。これらが完全に復旧するまでは時間が掛かりそうだ。



志和口駅まで来ました。まだまだ時間的にも体力的にも余裕があるので、もう少し先まで進みましょうか。



芸備線の線路を観察してみると、こんな感じにバラストや枕木が交換されている箇所がちょこちょこあるので、この1年以上にわたる不通は芸備線にとっても意味のある休止だったように思えます。



お隣の井原市駅は駅舎が撤去されて、北海道の原野にある元・仮乗降場のような駅になってました(2019年2月頃に築104年の駅舎を解体したらしい)。ちなみにここまでが広島市内なので、長距離切符だと広島駅で降りてもここで降りても料金が同じなんですよね。広島市は広い!

ここでダイヤについて調べてみると、次の向原駅まで行けば快速みよしライナーに良い感じに乗ることができるみたいなので、もう一駅だけ頑張って進んでみることに。

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そしてやってきました向原駅。



安芸高田市を代表する駅の一つであるため、芸備線にしては立派な駅で、駅前にはロータリーなども完備されています。もちろん有人駅でみどりの窓口などもある主要駅の一つです。



向原駅からは、快速みよしライナーに乗って帰ります。

2019年現在の芸備線は、かつてのような急行などの優等列車は全廃されてしまい、この快速みよしライナーが、三次~広島間では唯一の速達運転する列車となっています。

とはいえ、三次からだと中国自動車道を経由する高速バスの方が速くて便利ということで、芸備線は劣勢に立たされているのですが、この快速もそこそこの利用客はいるようなので(この日も向原駅の時点で座席がほぼ埋まる程度には混んでいた)、もう少しテコ入れすれば芸備線の利用客も増やせそうな感じですね。まあ、最近のJRは地元の自治体がお金を出さないと必要最低限の投資しかしてくれないので、現状だと難しそうですけど。

とまあ、そんな感じで快適な快速に乗って帰宅したのでした。

今回、狩留家から向原まで2時間掛からないくらいで余裕で移動できたので、次回は思い切って三次から広島までチャリ移動にチャレンジしてみましょう!

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