NISHISAITAMA PROJECT

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自転車で行く安佐北区の聖ヶ滝

自宅のある安佐南区某所の近辺で、そこそこの規模のある滝を探してみたところ、お隣の安佐北区の可部から少し山に入ったところにある聖ヶ滝という滝がちょうどニーズに合ってそうな感じだったので、自転車で行ってみることにしました。今回はDAHON Dove Plusではなく、主に通勤で使っている普通のクロスバイクでの訪問です。

 自宅を出て太田川沿いの土手の上を可部方面へと進んでいきます。



新しくなった可部駅。まあ、古い可部駅は知らないんですけど。

いつも使ってるDAHON Dove Plusを使うならば、この駅まで電車で来てからスタートしても良さそうです。



可部バイパスから眺める、まだできて1年ちょっとの河戸帆待川駅。願わくば、三段峡まで復活してくれたら良かったけど、それは叶わぬ望みですね。



可部バイパスをひたすら三次方面へと進んでいきます。途中の三入交差点で歩道が途切れるので、そこから先は、住宅地の中を抜ける出雲街道を使って北上します。



旧国道を進んでいくと安芸高田市との市境が見えてくるので、その市境の手前で白木町方面へ抜ける県道68号線に右折して進んでいきます。旧国道から分かれてすぐ見える、かなり高いところに掛かっている高速道路みたいな橋梁は可部バイパスの延長線の上根バイパスです。

急な坂を必死に登っていくと採石場(山砂利?)が現れ、その採石場の中をぐいぐい進んでいくと道幅が急に狭まってきます。



ここは右の桧山方面へ行きましょう。



採石場がよく見えます。

この道路は1.0~1.5車線程度の、国道ならば間違いなく酷道レベルの狭くて曲がりくねった道をひたすら登っていきます。この日は8月下旬の蒸し暑い日だったので、自転車的にはかなり厳しかった上、立ち止まると蚊の猛攻に遭うという、立ち止まることすら許されない状況だったので地獄でした。オススメは涼しい春先か晩秋の頃じゃないでしょうか!

全くの無人地帯の深い森を登っていくと、突如として目の前に集落が現れます。



旧国道から分かれてから集落はおろか、人家すら皆無だったので、突然の集落の登場には驚かされます。

この集落のど真ん中に、今回の目的である聖ヶ滝への入口があるので、さっそく看板にしたがって行ってみましょう。



後ろにある赤い自転車が今回の相棒です。いやぁ、よくぞこんな山の上までやってこられたもんだ。

聖ヶ滝へと続く足場の悪い山道を下っていくこと300メートル。ついに、聖ヶ滝に到着です!



落差は15メートル前後の小ぶりな滝です。物静かで優しい雰囲気の綺麗な斜瀑で、不思議と飽きずに眺めることができますね。滝壺周辺が倒木などで荒れているのが少し残念とはいえ、ここまでわざわざ見に来る価値はあるでしょう。



滝に満足した一行というか一人ですけど、その後は来た道を引き返そうと思って地図を確認したら、どうやら集落を抜けて安佐北区の大林という地区に降りられることが判明。というか麓の大林車庫からこの市川桧山バス停まで路線バスが走っているようであるばかりか、むしろこっちがメインルートだと言うことがわかったので、帰りはその路線バスルートで山を下ることにしました。



美しい山の上の集落。ちなみにこの真下に先ほどの聖ヶ滝があるようです。



桧山地区の入口までやってくるとこんな看板が。なるほど、こちらが正規ルートだったのか・・・!

滝はともかく、こういう山村風景を眺めるのが好きな人でも広島市内から気軽に楽しめる地域だと思うので、散歩がてら訪問してみるのも良さそうです。なにげに路線バスも2時間に1本ほど確保されているようなので、車がなくても安心ですね(広島市街地からだとバス乗り換え必須ですが)。ただ、麓から集落までは急な登り坂が続くので、自転車はオススメしません!

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