翌日。前日の地元の人の話だと、この日は大雨になるんじゃないのかとの事だったので、この日は主に資料館などをまわる予定だったんですが・・・あ、雨降ってないな。よし、こうなりゃ今日も全力であちこちまわりまくるぜ!
さっそく車に乗り込み、とりあえず島を一周してみることにしました。
底土港から反時計回りにまず向かったのが、島の北西部にある大越園地-アロエ園。
なんでもアロエが至る所に生えている、アロエマニア垂涎の公園・・・って、ここはどうなんだ?
気持ち悪いぐらいアロエがたくさん植わってます。
でも、このアロエ園からの眺めは意外と良いですね。これで天気が良ければ最高だったのに・・・ま、雨が降らなかったことをむしろ感謝するべきか。
そのまま反時計回りにさらに進み、次ぎに向かったのが、ちょうど反対側にある中之郷という集落。昨日も滝や温泉のために来ましたね。今日も来ました。
今日の目的は、ここから三原山と呼ばれている東山の中腹にある、硫黄沼と唐滝という場所です。
ガイドブックによれば、麓の集落から歩いて行くように書かれていたけど、時間もなかったし、シーズンオフで観光客もいなかったので、車で入れるところまで入り、そこから登山スタートです。
ここから歩いて登っていきます。
舗装道路は次第に砂利道となり・・・しばらく歩いて行くとそこには沼が出現。
降りてみますか。
硫黄沼に到着。硫黄の成分が流出しているためか、水の色がちょっと不思議な感じがします(が、ここだと一つ前の写真のように見えない)。しかもこの沼、遙か昔に作られた人工の沼だとか。昔の人の土木工学力もなかなかの物。
さらに登っていくと林道がなくなり登山道となり、
ジャングルのような森の中を根性で進んでいくと・・・
唐滝に到着。
これ、写真で見るとさっぱり何が何だか・・・って感じだけど、実際に見るとこれは凄い。俺の乏しい表現力ではこのすばらしさを伝えることができないので、皆様、実際に見に行ってください。これは凄いな。普通、滝と言えば、水のかたまりが┣¨┣¨┣¨┣¨と流れていく物だけど、ここの滝ははるか上空で水が霧のように細かくなって、それが降り注ぐというこれまた不思議な滝。
まあ、見に行けばわかりますよ!
さて帰ろうかと振り返ると、そこに「硫黄洞窟→」と書かれた看板を発見・・・なんだこれは?
なかから硫黄の臭いが漂ってくる洞窟を発見・・・こ、これは・・・行くしか! こんな事もあろうかとヘッドライトも持ってきたぜ! っと思ったけど、やばそうだったのでやめました。
あとあと調べてみるとこの洞窟、日露戦争時代に硫黄を掘り出していた鉱山らしい。明治時代に、こんな山奥まで掘りに来ていたとは、昔の人は凄いな。
誰もいない山奥で下ネタトークを続けること1時間。無事に下山できました。
・・・
いい感じに山に登ったためか、いい汗をかいたので、今日もまた温泉に行ってみることにしました。この日に向かったのがここ、末吉温泉、みはらしの湯。
昨日の中ノ郷温泉やすらぎの湯よりも入浴料が200円高く、ここは500円ですが、この温泉。地元の人の話によれば、素晴らしい露天風呂があるとか。これは期待して良いんじゃないかな?
・・・
いやー、ちょうどお昼時ということもあってかお客は0で貸し切り状態。そして、高台に設置された露天風呂からは素晴らしい眺めが堪能できましたよ。今まで経験した露天風呂の中では間違いなく最高ランクですな。
上の写真よりももっと海にせり出した露天風呂からの眺めは最高! これはいい。
・・・
とても良い温泉に満足した俺らは、さらに反時計回りで進んでいくことに。
途中、登龍峠と呼ばれている、八丈島で最も眺めがよいといわれている峠で一休みをして
確かに眺めはいいけど、天気が・・・ちなみにこの直後、スコールのような大雨に襲われました。まあ、すべて回った後だったから、このタイミングで良かったと思うべきか。
最後に1時間ほど時間があったので、八丈島の民俗資料館に立ち寄り・・・
・・・俺も友人も、こういう民俗資料館に立ち寄ると、とにかくじっくり見てしまうようで、1時間もあったのに半分も見ることができませんでした(笑)
どんだけ熱心なんだよ・・・ってか俺、理系じゃなくてやっぱり文系だったか。
・・・
レンタカーを返却して、八丈島空港に行き、適当にお土産を物色し、飛行機に飛び乗りました。
そしてわずか45分のフライトで羽田空港に到着。船だったら11時間もかかるのに、飛行機ならわずか45分。飛行機って素晴らしい。しかも特割のおかげで料金も1万2千円ちょいだから、時間に余裕がなく、お金に余裕のある人は飛行機で来てみると気軽に行けてよさそう。
・・・
そして出発地点の浜松町に到着。解散となりました。
・・・
今回は、当初の予定では御蔵島の大自然を己の足のみで堪能するつもりでいたのに、気がつけば八丈島でレンタカーを借りて縦横無尽に楽しむ、ある意味、いつもながらの旅となってしまいましたが、予想以上に楽しい旅となりました。
俺にとっては珍しい二人旅だったけど、その辺は終始わいわい騒ぎながらあちこち回れたし、たまにはこういう旅も良いね。
てなところで今回はこの辺で閉めましょうか。
・・・次回こそ御蔵島に行きたいね! あとは、八丈島の先にある青ヶ島にも行ってみたいかな!
いつになるかわからないけど、そのときはまた誰かと行きたいところだなぁ(特に御蔵島は一人旅には向かない島なので)。