NISHISAITAMA PROJECT

傘 傘傘⊂⊃/ ̄\ ⊂⊃ 傘傘傘傘

隠岐諸島では山に登って海で遊んで

一人旅行だと実行しづらいことの一つに「山登り」があります。高尾山のような、ものすごい人が登る山ならともかく、ほとんど人が登らないような山では、例え低山とはいえども危険を伴うものです。足をくじいたりして動けなくなったら一巻の終わりだし。

だから、できる限り山に登ることは控えていたのですが、今回は元・山岳部のこしゃか大先生が同伴していたので、さっそく隠岐諸島の最高峰・大満寺山に登ってきました。

 

まあ、標高600メートルちょっとの小さい山であるうえ、山頂近くまで車で行けるので、そんなにきつくはないんですが。

ホテルを8時過ぎに出発し、最初に向かったのが、島唯一のダム、銚子ダム。



この湖に沿って延びる小さい林道を上っていくと、大満寺山の登山口までいけます。

細い林道を登り詰めれば登山口に到着です。なんか、同伴中のこしゃか様が車に酔っている気がするけど、あれ、俺の運転が悪かった? まあいいか。

ガイドブックによれば、近くに乳房杉なる杉があるとのことだったので、そこまで言ってみました。



なんだこれ、ものすごい太い杉の幹から、何本もの杉が上に向かって生えており、逆にした向きには乳房杉の名前の元になったであろう、乳房状に垂れ下がる杉が何本も出ているちょっと異様な杉を発見。保護の観点から近くまで立ち寄れなかったのが残念だけど、これは凄いな。

写真を見ての通り、隠岐の島は山一面が杉に覆われていて、しかも樹齢が百年を優に超えるであろう巨木もたくさんあるんですね。さすがに屋久島とは勝負にはならないけど、でもほとんど人が山に登らないためか、本土では考えられないぐらいの自然が残されています。

20分ほど山道を登っていくと・・・



山頂到着。でも、ちょっと視界が悪いな。

この調子でもっと山の中を歩きまくるぜ! と思ったので、同伴中のこしゃか様に提案したところ、元山岳部とは思えないほどバテていたので、残念ながら山登りはこれで終了。反対側の奇岩や原生林を見てみたかったけど、これは次回のお楽しみに取っておきましょう。

山を一気に下り、次ぎに向かったのが浄土ヶ浦という海辺。



松が生い茂る静かな海岸です。これだけ見ていると、東北の海に来たような錯覚を覚えるのは、やはり日本海に浮かぶ離島、隠岐の島だからだろう。



海流によって流れ着いたゴミがちょっと汚いけど、離島なので海はとっても綺麗。これだけ綺麗だったら、ちょっとひと泳ぎしても良かったかも。まあ、そんな準備は全くしていないわけだけど。

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天気が良くなってきたので、次ぎに向かったのは、昨日は濃霧で何も見えなかった白島展望台。



これは素晴らしい! 空気が綺麗なので、本当に眺めがよい、良すぎるね!

そのまま海岸線を西へ移動し、到着したのは、旧五箇村に属する小さい漁村。



島の西側は、おそらく冬になれば猛烈な西風に晒されるのでしょう。どの家も、西側にはものすごい柵が建てられていました。

あと、五箇村といえばこれ。



五箇村こそが、竹島に属する村なので、特に竹島に対する思いが強いんですね。竹島を不法占拠しているキムチの人たちがいなくなったら、もっとここの漁業が発展するだろうから、俺も全力で応援したい! そしたら新鮮なカニを安く売っていただきたい! というかカニ

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そのまま海岸線に沿って車を運転する俺。ここで気づいたんだけど、この島って、ほとんど砂浜がないようです。



どこもこんな感じで、切り立った断崖絶壁が続く、険しい海岸線が続いております。今でこそ、土木技術が発達し、どんなところでも立派な道路が引けるようになったけど、昔は陸の移動が大変だったんだろう。

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ガイドブックを見ると、近くに「壇鏡の滝」という日本の滝百選に選ばれている滝があるとの情報を得たので、ちょいと立ち寄ってみました。



相変わらず、杉の巨木が凄い島ですね。ここから山道をちょっとだけ歩きます。

なんでもこの壇鏡の滝。滝の裏側にまわることができるという、大変珍しい滝だそうで、滝マニアな俺(?)としてはぜひとも拝んでおきたかったんだけど...



水量不足で、滝自体がほとんど霧のように見えなかったのが残念...この滝を見るには、梅雨の時期や台風直後がいいんだろうなぁ。

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滝を拝んだ後は、後醍醐天皇を拝むために隠岐国分寺へ行きました・・・が、



あろうことか、昨年末に火事が発生して、本堂が消滅してしまったとか。これは勿体ない。



後醍醐天皇行在所跡の碑だけが立派に残っていたのが印象的でした。

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最後に国分寺のすぐ近くにある、玉若酢命神社にももちろん立ち寄りました。なんかね、俺も同伴のこしゃか様も神社が好きなんですよ。



やっぱり隠岐の神社は立派。ちなみにここには亀はいませんでした。

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西郷港に戻ってレンタカーを返却したら、名残惜しいですが、もう島後ともさようならです。でも隠岐諸島とはまださようならではありません! というか、この時間だと、すでに本州に戻る船が無くなっているんです。だからこの日は、隠岐諸島の別の島、島後から島前(どうぜん)に移動することにしました。



社会人の嗜みとして、高速船を使うのは当然のこと(というか高速船しかない)。

さらば島後! 次はいつ来るかわからないけど、また機会があったら来るぜ!

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そしてこんにちは島前。ここは隠岐海士町の中ノ島です。



中ノ島の玄関口、菱浦港です。ちなみにこの建物の名前は「キンニャモニャセンター」って、なんじゃそりゃwww

方言なのかよくわかりませんが、何ともユニークなネーミングですね。

で、もう、5時をまわっていたので、特にどこに立ち寄ることもなく、港から路線バスに乗り込んで、予約しておいた旅館へ直行。

適当に風呂で汗を流し、本日の夕食!



あ、スマン。フライングしてビールを飲んでしまったwww

隠岐に限らず、島と言えば魚介類だけど、ここで美味しかったのは左上に鎮座している牛肉。中身は隠岐牛なのか、オーストラリア産の牛肉なのか、それはわからないけど、でもとっても美味かった! どこの肉でもいいけど、隠岐の郷土料理の一つを食べることができて大満足。

あと美味かったと言えばこれ



魚の汁。魚の頭が浮いていてちょっとビビったけど、これも涙が出るほど美味かった!

と、そんな感じの隠岐の二日目の夜は終わりを迎えたのでした。

次回は「ここでも灼熱のサイクリングin中ノ島」をお伝えする予定です!

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